新しい時代が来ようとしています。新しい社会の潮流、皆さんつかめていますか?
発達/精神障害者といっても、社会と無関係ではありません。今の時代の社会の潮流をつかみ、自分の生き方、進路、楽しみを見つけましょう。
安定した職を求める人も多いでしょうが、今の時代、安定を求めれば求めるほど、不安定になるというパラドックスがリアルに待ち受けている時代です。
令和の時代の新しい生き方に気づいて、備える人が、のちのち良い人生を送れます。
この、ページは、未来戦略についてお話ししています。発達/精神障害者に向けて情報発信していますが、定型発達の人が読んでも役に立つ内容です。
未来の図
これまでのIT革命、これからのAI革命で社会は大きく変わろうとしています。
まず、結論から申し上げます。図1をご覧ください。
- 旧態産業にしがみつくと、苦しい未来が待っている。
- 新興産業に入れる人は、相当優秀な人。
- 自分ビジネス(個人起業)を起こす人は、楽しい未来が待っている。
かなり大雑把な、結論ですが、詳しく解説していきます。
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旧態産業にしがみつくと、苦しい未来が待っている
これまでのIT革命によって世の中は大きく変わりました。
個人が全世界に向けて情報発信できたり、動画を公開して広告収入を得たりできるようになってきました。
個人の力が大きくなりました。
個人の力で起業することも不可能ではありません。
とはいえ、まだ個人起業することに躊躇している人は多いと思います。
個人起業なんて難しいこと自分にはできない、と思う人もいるでしょう。
その躊躇している人は、これからの、AI時代、今しがみついてる会社を辞めて、嫌でも個人起業に追い込まれることになります。
個人起業するしか選択肢がなくなるのです。
なぜなら、会社が労働者を支え切れないからです。
大手企業の重鎮は、もう年功序列制度、終身雇用制度を維持できないと語っています。
多くの会社が、もう旧態産業では、収益を得られなくなっています。IT化、AI化によって、自動化が進み、従来の仕事は無くなっていくのです。
人が従来の仕事をするのではなく、AIロボットがそういう仕事をするようになるのです。
ですので、旧態産業にしがみついていると、所得は少なくなっていって、将来解雇される可能性が高いです。しかも、解雇された時点で他の職場で役だつキャリアはなく、転職活動をしてもほとんど雇ってもらえるところはないか、さらに低賃金の職場につかなければなりません。
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新興産業に入れる人は、相当優秀な人
AIロボットが旧態産業の仕事を奪ったとしても、新しい仕事が産まれてくるのではないか。
その新しい仕事に就けば良いのではないかと思う人もいるでしょう。
しかし、その新しい仕事と言うのは大きく二つに分かれます。
一つは、AI技術者やITデータサイエンティストなど、超高度技術を必要とする仕事です。
この仕事につける人はほんの一握りです。相当優秀な人です。
発達/精神障害者にもできる人はいるでしょうが、ほんの一握りの中のほんの一握りの人です。
もう一つは、自動運転車の横乗りや自動レジの見守り係など、ほとんどなにもしなくていい代わり、極めて低賃金な仕事です。
ほとんど、生活できない賃金で働く仕事です。
自分ビジネス(個人起業)を起こす人は、楽しい未来が待っている
それでは、選択肢はないのかと言うとそうではありません。
自分ビジネス(個人起業)があります。
自分ビジネスとは、自分の知識、経験、スキルが基になって、自分の好きなこと、楽しいと思える事業をすることです。
チームで仕事をしたいと考える人もいるでしょうが、チームリーダーになれば全体像が見渡せて、ビジネススキルが身につきますが、下につく場合はビジネススキルはあまり身に付きません。
チームを組むのは、ある程度スキルが身についてからにし、ひとりで自分ビジネスを始めるのが得策だと思います。
そうすれば、仕事の全体像を見渡せる、ビジネススキルが身に付きます。
そして、自分がやりたいと思ったことを、やることができます。
これは、爽快感があります。
今まで、人に命令されて仕事をしていたから、苦痛を感じて仕事をしていたと思います。
人に命令されず、自分のしたい仕事ができるというのは、脳の中の使う部分が違うのです。
命令されての仕事では脳の中では苦痛を感じるが、自分が選択した仕事であれば報酬系の快楽回路が働きやすいのです。
このため、自分のやりたいことができると、楽しさを感じます。
そして、自分ビジネス(個人起業)を通じて知り合った人との、交流。この人との交流があなたの脳に楽しさをもたらします。
会社の職場でのギスギスした人間関係ではなく、率直に対等な立場でものが言えて、協力しあえる人間関係は、あなたに楽しさをもたらしてくれるでしょう。
自分ビジネス(個人起業)は、自分に自信がなくて最初は怖く感じますが、きちんと準備して初め、コツコツ続けていれば、楽しく感じるようになります。
それは、あなたにとって今までに見たことのない楽しい景色です。
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未来はまだ先
どうせ個人起業に追い込まれるのなら、前向きに捉えて自分ビジネス(個人起業)を考えた方がいいですね。
でも、まだそれは少し先の未来です。先の未来にはベーシックインカムなどができる可能性があります。ベーシックインカムで生活を支えながら、自分の好きと感じる、楽しいと感じる、仕事を見つけながら、人生を歩んでいきます。
しかし、まだそんな未来は来ていませんよね。
それまでは、どうすればいいでしょう。
備えるのです。
どんな備え?
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備えとは
まず、
薄型タブレットや薄型パソコンを持ち歩きましょう。
そして、暇があれば、その薄型タブレット/パソコンで、SNSをしたり、ブログ文章を書いたり、プログラミングしたり、デザインをしたり、動画編集したり、ネットオークション、ネット販売、スキル販売、いろいろ挑戦してみましょう。
仕事や家事の隙間時間にやります。
楽しんでやりましょう。これは「自己訓練」と言えます。
それが、基礎となって、パソコンを使う力、文章を書く力、デザインする力、動画を編集する力、人と交流する力、いろいろな力が身につき、将来自分ビジネス(個人起業)したときに、スムーズにスタートを切れます。
自己訓練は無理する必要はない、各自できるレベルで
副業しろ、という人がいますが、発達/精神の人なら副業までする必要はないでしょう。負担が大きいからですね。
会社で働きながら、かつ副業なんて負担が大きすぎますね。
それではどうすればいいか。自己訓練だけをすればいいのです。
でも、働いている人で、しんどくて自己訓練することができない、と言う人もいるでしょう。そういう人は、アウトプットする必要はありません。アウトプットは脳の負担が大きいからしんどくなります。インプットすなわち本を読むだけで構いません。電子書籍とかおすすめです。
インプットすらしんどくてできないと言う人もいるでしょう。仕事と自己訓練のマルチタスクもしんどいと言う人もいるでしょう。
そういう人は、働いてる間は休みの日はしっかり寝てください。無理はいけません。
そういう人は、お金が貯まったら、一旦仕事を辞めて、一定期間個人起業をして自己訓練に励むのです。
一定期間経ったら、就労支援について、それからまた仕事につきます。
そして、お金がたまったら、また仕事を辞めて自己訓練するということを続けていきます。
働かずに自己訓練する
働かずに、自己訓練していたら、非難する周りの人もいるでしょうが、なんとか説得するなり、最悪無視するなり、するしか仕方ありませんね。
働かない間、障害年金が受給できないか、障害で失業保険が延長できないか、検討してみましょう。
働かないで自己訓練している人は、仮起業をしてみるのもいいでしょう。
仮起業とは、まず個人事業主の開業届は実際に出します。会計もします。それで、自分の作ったものを情報発信します。
それで、アフィリエイトなど広告収入を得ます。ユーチューバーで広告収入も得ることができます。
実際には収益はほとんど得られないかもしれません。それでも構いません。仮起業なのですから。
アフィリエイトやユーチューバーは、ほとんど元手がかからないので、気軽に始めることができます。(PC代とかアプリ代はかかりますけど)
テスト的な起業が仮起業です。
これをしておくと、将来起業した場合の礎となるでしょう。また、なにを学べばいいのか、なにを情報収集すればいいのか、仮起業しておけばわかるようになります。進むべき方向や、自分がなにがしたいかも、おぼろげながらわかるようになります。
働いている間は、このような自分ビジネス(個人起業)の準備をしておけば良いのです。
最後に
現在、火中にいて苦しんでいる発達/精神の人は、なかなか未来のことまで考えられないと思います。
しかし、長い苦しみのトンネルを抜けたら、そこは楽しみの世界が待っている、と考えたら未来のことも考えられるようになるのではないでしょうか。
自分ビジネス(個人起業)を怖く感じるかもしれません。失敗したらどうしようと思うかもしれません。
でも、いやおうなしに未来はやってきます。
楽しい未来と、苦しみが続く未来と、どちらが良いですか?
今この記事を読んだ人は、新しい知識を得ました。それをもとに行動するかは、あなた次第です。
恐れを減らすことができます。備えることです。
未来のことをよく知って、考えて、備える人が、良い人生を得られるでしょう。
まとめ
・新しい時代、社会の潮流をつかむ必要がある。
・今は、安定を求めるほど不安定になるパラドックスの時代。
・新しい時代に備えましょう。
・自分ビジネス(個人起業)を起こす人は、楽しい未来が待っている。
・旧態産業にしがみつくと、苦しい未来が待っている。
・会社にしがみついても、個人起業するしか選択肢がなくなる。
・どうせ個人起業に追い込まれるなら、前向きに個人起業を捉えて、備える。
・薄型タブレット/パソコンを持ち歩き、自己訓練する。
・テスト的な起業、仮起業する。
・将来、起業した時の礎となる。